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電力業界社員が不定期に情報発信

だまされてはいけない中堅以下大学の就職実績

世の中の大学の就職実績は関関同立MARCH以上とそれ未満で多く異なることはこれまでにも述べてきたとおりです。しかし、産近甲龍日東駒専以下の大学のHPで就職実績を見ると、鉄道各社、電力各社、銀行、保険会社等大手の名前がずらりと並んでいることに驚きます。
私の母校の就職実績を閲覧すると、各企業の一般職か総合職かちゃんと区別して記載していますが、上述した大学ではその区別は一切されていません。最近は、高卒で就職する人が少なくなったこと、高卒のトップクラス以外は軽い知能障害や学習障害を持っている場合が多く全く使い物にならないため、人材不足の昨今、現場職や一般職で大卒採用が増えてきています。
20年、30年前は一般職は女性の職業!というイメージが強かったですが、男女差別の撤廃により男性も一般職に応募できるようになっています。
一般職や現場職は高卒と同じ仕事をしながら給料がほとんど上がらないこと、同期の総合職採用が自分より先に出世していって自分の上司になったりする場合があったりなど職場環境が恵まれていないということは抑えておくべきでしょう。
例えば、保険会社の総合職入社と一般職(営業職)入社を比べると、高学歴入社は現場で数年営業経験した後、本社で商品の企画やIRなど経営の中枢の仕事をするのに対し、低学歴入社はずっと現場の営業窓口で高いノルマを課されて毎日お客様にあいさつ回りしたり保険の契約、払い戻しの手続きをしたり、交通事故の過失割合で他の保険会社と喧嘩したり… 特に営業職は離職率がとても高いので幅広い大学から採用されているようですね…
銀行なんか分かりやすくて、窓口で受付している人たちは皆一般職です。総合職は裏方で法人営業やっています。
電力会社も営業所や支店の担当者はほとんど一般職ですね。事務系の総合職社員は本社で経営中枢の仕事をしています。