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電力業界社員が不定期に情報発信

電力会社は社員の不正には厳しく、会社の不正には甘い

大手企業はコンプライアンスの順守にうるさい。
電力会社も例外ではなく、カラ出張、備品の不正持ち出し、不正手当、電子媒体の紛失等により懲罰を与えられます。
社員の役職によって与えられる罰の重さも異なり、役職が上がるにつれて厳しくなる傾向があるようです。
不正の内容にもよりますが主に以下のとおり。
一般社員:厳重注意
中間管理職:停職もしくは減給
管理職:自主退職
役員:解雇
バブルの頃は公私混同でお金をじゃぶじゃぶ使っていた時代もあったそうですが、最近は関電の金品授与の問題受けて、取引先からの金品、物品の贈与ですら禁止になりました。まだ昔の感覚で不正をしてしまう人もいるようです。
過去10年であった身近な事件は、タクシーチケットの不正使用、ガソリンカードの不正使用、出張の不正請求、窃盗で逮捕がありました。一般社員の不正はいづれも厳重注意で終わっているようでしたが、将来出世は望めないでしょう。
しかし、私がいつも思うのは、サービス残業については会社(管理職を含む)は一切おとがめなしだということ。人事労務部はサービス残業禁止と建前上は言っているが、現場が実態に即していないことは重々承知で、勤務管理を誤魔化す抜け道が作られ、黙認している。