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電力業界社員が不定期に情報発信

各電力会社の株価分析

 日経平均バブル崩壊後最高値を更新していく中、電力株は下落を続けている。
 電力各社の株価、財務状況を分析してみた。
 なお、記載する値は2020年12月7日時点のSBI証券で公開している四季報等から転記した値である。
予想PER:4.57倍
予想EPS:82.7
実績PBR:0.37倍
予想配当利回:2.65%
予想PER:13.07倍
予想EPS:66.1
実績PBR:0.51倍
予想配当利回:4.63%
予想PER:11.09倍
予想EPS:62.3
実績PBR:0.42倍
予想配当利回:1.45%
予想PER:3.39倍
予想EPS:81.8
実績PBR:0.22倍
予想配当利回:0%
予想PER:8.16倍
予想EPS:152.1
実績PBR:0.48倍
予想配当利回:4.03%
予想PER:9.18倍
予想EPS:100.8
実績PBR:0.49倍
予想配当利回:5.4%
予想PER:22.88倍
予想EPS:55.5
実績PBR:0.68倍
予想配当利回:3.94%
予想PER:20.59倍
予想EPS:34
実績PBR:0.43倍
予想配当利回:4.29%
予想PER:11.1倍
予想EPS:125
実績PBR:0.47倍
予想配当利回:4.33%
予想PER:4.9倍
予想EPS:63.4
実績PBR:0.72倍
予想配当利回:4.07%
予想PER:4.9倍
予想EPS:278.6
実績PBR:0.31倍
予想配当利回:5.49%
電力会社間で相対的に比較してだけど・・・
四国電力中国電力が、1株当たりの利益(EPS)が小さいにも関わらず、期待値(PER)が20%を超え、株が買われすぎている。つまり割高。
中部電力沖縄電力電源開発は、EPSが高くてPERが低いことが分かる。
自己資本比率が20%を切っている北海道、東北、中国、九州は要注意。原発再稼働に向けて安全対策費のための社債等を多く発行しているからだと思われるが、基準地震動の評価で全く見通しの立たない北海道電力はやばいかも…
割安に見えるのは関西電力中部電力沖縄電力電源開発
関西電力は大飯の設置許可取り消し判決で右往左往しているが、長期的に見ると原発再稼働により利益が上がる可能性が高い。
原子力を当てにしていない中部、沖縄、電源開発はしばらくは安泰ってところでしょうか。
まぁ、この数値だけでは判断しかねますが。