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電力業界社員が不定期に情報発信

JR総合職の内定を頂くために必要なこと

 10年も前の話なので今とはだいぶ違っているかもしれませんが、過去の記憶をたどりなかがらJR総合職の就活をうまく進めるコツをお伝えできればと思います。
 twitterや前回の記事でも書きましたが、JR総合職はJR東日本JR西日本JR四国JR貨物の4社にエントリーし、東日本は2次面接で落ち、西日本はリクルーター面談落ち、貨物は内定をいただき、四国は選考辞退しました。その時の失敗経験も踏まえてお伝えできたらなと思います。
まず、JR総合職の内定に必要なこと結論から
1.学歴
2.リクルータとの繋がり
3.自己分析と希望職種が一致していること
4.時間、連絡厳守
5.鉄オタ封印
の5つです。
1.学歴
 これはJRに限らず大手有名企業はすべてこれ。東大、京大、早稲田、慶応、旧帝大、MARCH関関同立、地方国立の順番に優先的に説明会やエントリーを受け付けます。Fランは論外です。
2.リクルータとの繋がり
 いろいろな業界を受けて、大学や研究室に訪問してくるリクルータとの繋がりが他の業界と比べてとても強いと感じました。特にJR西日本JR東日本はリクルータの推薦がなければエントリーすらできない状況でしたね。(東大、京大は推薦がなくても簡単にエントリーできる模様)リクルータとの繋がりは研究室のOBや大学での個別会社説明会(座談会)で名前書いておけば後日、喫茶店でリクルータ面談があります。そこで、志望度や希望職種やプライベートなことなどざっくばらんな感じの面談です。これが第一の関門です。
 なぜJR東海を受けていないかというと、リクルータ面談に持ち込むことができず、エントリーする機会すらなかったからです。
3. 自己分析と希望職種が一致していること
 これはどこの会社でも共通ですね。運転手や駅員希望なのに総合職にエントリーすれば確実に落とされます。逆もしかりで、企画、営業、研究開発の仕事がしたいのにプロフェッショナル職にエントリーすれば確実に落とされます。
4.時間、連絡厳守
 鉄道業界は時間、連絡にとても厳しいです。リクルータとの待ち合わせ時間に遅れてくる人、着信があったのにすぐに折り返さない人(又はすぐに電話に出れない人)はその時点でアウトです。私の失敗談はJR西日本で、リクルーター面談が終わった翌日、電話がかかってきたのですが、ちょうど他の会社の懇親会に参加していて、電話に出たものの、「今他社の面談を受けているので後でお願いできますか?」とお伝えして、先方も了解していただきました。最悪だったのはそのあとで、その会社の懇親会に参加した後、OBに連れられてオッパプに行ったばかりに、おっぱい揉んでる最中にリクルータから電話がかかってきて、変な音楽が流れているところで電話に出ることができず、無視したところ、それっきり電話がかかってくることはありませんでした。また、先方は非通知だったのでこちらから電話をかけなおすこともできず、その時点でリクルータ選考で落ち、エントリーすらできませんでした。
5.鉄オタ封印
 ふたを開けれ見れば鉄オタ社員は意外とたくさんいるのですが、会社幹部たちは鉄オタに対してこころよく思っておらず迷惑な存在だと思っています。面接や面談では鉄オタが好きそうなネタを誘導尋問してきますのでぜったいそれにひっかからないようにすることが重要です。JR貨物人間性(コミュニケーション力)がしっかりしていれば鉄オタでも問題ないという感じでしたが、旅客各社はOBの話を聞く限り絶対NGとのことでした。
 youtuberで鉄道インフルエンサーであるスーツさんは、動画の中で鉄道専門高校からJR東日本のプロフェッショナル職を受けたけど面接で落とされて、その原因が「面接でいろいろ改善提案したこと」とおっしゃっていて、会社は上の言うことを素直に聞いて仕事をしてくれる人を好むので、その発言が原因で落ちったんじゃないかと自己分析されていましたが、私の感想としてはたぶん、原因は別のところにあったのではないかなと思っています。詳細は語られてなかったので想像でしかないですが、考えられる原因は2つ。
1.自己分析と希望職種の不一致
 改善提案の内容は分かりませんが、その内容が総合職が担うべき仕事だったとしたら、君はプロフェッショナル職には向いてないよねってことになります。例えば、駅ビルのテナントの誘致の提案だったとりか、新型車両の新し設計思想の取入れだとか、そんな内容です。総合職とプロフェッショナル職って想像している以上に接点が無く、全く違う次元の仕事をしています。電力会社だと総合職はプロフェッショナル職の延長線上のような仕事なんですが、職種にもよりますが、JRは総合職とプロフェッショナル職が普段顔を合わせて仕事をすることはほとんどありません。
2.うっかり濃い鉄道ネタをしゃべってしまった。
 面接では鉄オタフィルターにかけるために、鉄オタしか知らないような言動を引き出すための誘導尋問をしてきます。うっかりしゃべってしまったのではないかとも推測できます。
普通の会社であれば、論理的にはっきり説明する能力があるスーツさんであれば、簡単に内定をもらえたのではないかと推測しています。
 ちなみに、JR四国を辞退した理由は、選考の時期がめちゃめちゃ遅かったからです。大企業の内定が出そろったころから選考が開始されました。おそらく、学生から人気がないせいで大量内定辞退を避けるために、選考時期を遅くしているのではないかなと感じました。JR四国JR北海道は本当に給与や福利厚生待遇が悪いそうなので、本気で狙っている人はある程度が覚悟が必要かもしれません…
10年前の話なので、あてにならないかもしれませんが、大学のOBやみん就等で最新情報を入手しながら、JR対策をしていただければ幸いです。