就活生と忙しいサラリーマンのための情報ブログ

電力業界社員が不定期に情報発信

就活で優先した希望業種とリクルータとの交渉術

 就活で希望する会社を決める上で、メーカーの設計開発には向いていないし(プログラミングやCADを1日中やるのは嫌)、某電機メーカーに勤める先輩からブラックだと聞いていたので鉄道、電力のインフラ系を狙って就活しました。その他勉強がてらいろんな業界、業種に応募しました。
 仕事の内容は鉄道が一番面白そうで、鉄道業界が第一志望でしたが、JR西日本JR東日本が落ちてJR貨物しか内定をいただけませんでした。
 電力会社よりJR貨物の方が先に内定を頂いたのですが、JR貨物と選考中の電力会社の基本給、福利厚生を天秤にかけて電力会社を第一志望にすると決意。JR貨物に内定承諾を保留にして待ってもらって、電力会社の選考を進めていきました。電力会社は最終面接まで終わり、みん就掲示板ではすぐに内定の連絡が来たという報告があるものの、私にはすぐには来ず、最終面接3日後にリクルータに電話して選考結果を催促しました。
 ただ催促するだけだとただの厚かましい人間に思われてしまうので、「○○大学の○○と申します。先日の最終面接はありがとうございました。選考の方ですが、どうなっていますでしょうか?御社を第一志望で考えているのですが、第二志望のJRに現在内定を保留にして待っていただいている状況です。もう待てないと先方から連絡がありましたので早く結果を教えていただきたいのですが」と伝えたところ、「○○君を推薦しているんだけど、今まだ協議中なのよ。第二志望の会社には今週中には報告できるのでもう少し待ってもらえるよう伝えてもらえないかな?」と言われ、翌日電力会社リクルータより内定の連絡をいただきました。
 JRから内定保留を待てないと言われていたことはもちろん嘘です。大手他社で内定をいただいていることを伝えることにより他の大手企業も欲しがる人材であることを間接的に伝えることができます。また、他社が内定保留を待ってくれないから早く結果が欲しいと伝えることで、第一志望の会社であることを明確に人事に伝えることができ、優秀な人材が逃げてしまうのではないかと人事を焦らせることができます。
 すべてがすべての企業に通用するわけではないと思いますが、大手企業複数社から内定をもらっていた先輩から教えていただいた話術です。
もう十年も前の話でした。極端な作り話や嘘話はすぐばれるので止めましょう。会社の人事はいろんな情報源を駆使して学生の個人情報を調べようとするので、ちょっとでもスキがるとすぐ嘘がバレます。