三菱電機、東鉄工業株を組み入れ
銘柄を選定したポイント以下のとおりです。
◇三菱電機
社員の自殺や、鉄道用空調装置の試験成績書の捏造等、悪い話題が絶えない会社ですが、やはり製品の質は他のメーカーに比べて高い傾向にあると思います。原子力の分野では三菱重工が手掛けるPWR系の原子力発電所の重電設備はほぼ100%三菱電機が納めており、北海道電力泊発電所の断層問題が解決した今、今後三菱電機による設備更新工事、安全対策工事に関する受注は増えると予想される他、九州、関西、四国とテロ対策工事も順調に進んで、一部は再稼働もしており、新しく設置した安全対策設備等のメンテナンスも稼ぎ頭になるのではないかと思われます。
また、パワー半導体分野ではシェアトップクラスであり、今後のEVの普及で需要が見込まれるほか、鉄道用の電気機器でも高いシェアを誇るので、今後の成長に期待して購入しました。
これまで、1600円台と高値を推移していましたが、捏造問題で急落し、1400円台になった今、買い時と判断しました。
予想PERは14.78倍、予想EPSは97.9、予想PBRは1.13倍、予想配当利回りは2.13%となっており、若干割高感はあります。
◇東鉄工業
JR東日本の保線工事を担う会社です。コロナ禍における鉄道需要の低迷により、工事の受注も減っているせいか売り上げや来年度以降の売り上げ見込みは低下気味で、株価も暴落中です。しかし、無借金経営であること、コロナ禍でも保線工事は必要であるため、極端な赤字にはなりにくく無配になる可能性が低いこと、コロナが落ち着けばJR案件工事が拡大することを予想し、購入しました。
予想PERは11.29倍、予想EPSは203.3、予想PBRは0.83倍、予想配当利回りは3.61%となっており、ちょうど良い感があります。チャートを見ると、2014年以来の最安値となっています。
他、ウォッチ中の銘柄として、通信セクターを組み入れたいので、NTT、ソフトバンクあたりを狙っています。