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電力業界社員が不定期に情報発信

新入社員・若手社員がやりがちなコンプライアンス違反

 今日は新入社員・若手社員がやりがちなコンプライアンス違反というタイトルでお話していこうと思います。自分はきっちりコンプライアンスを順守しているぜ!っていう方いますでしょうか? 以下にあげる例にどれだけ当てはまるか心の中で整理してみてください。
1.出張費の水増し
 本来メジャーなルートではなく、遠回りしたり、飛行機の領収書を切って払戻して電車で移動したりしていませんか?立派な横領です。
2.自家用車で出張
 大手企業の場合、原則自家用車での出張は禁止されています。それは出張中の車の事故による損害賠償や責任所掌が難しくなるためです。また、自家用車で出張しておきながら誤魔化すために公共交通機関の運賃で出張精算すれば立派な横領です。
 僻地の発電所勤務の人たちは、公共交通機関が不便なため、意外とこの違反行為をしている人が多いです。あと、よくあるのが、出張先が実家から近いので、実家まで自家用車で移動してそこから公共交通機関で移動しておきながら、出張精算は寮からの交通費を請求する行為です。気を付けましょう。
3.備品の私物化
 会社のお金で購入したものは会社のものです。誰も使っていないからといって勝手に持ち帰ったりしてはいけません。転売なんてもってのほかです。設備の更新時に廃棄品が発生しますが、それも会社の持ち物なのでしっかりリサイクルに出すか、産業廃棄物として処理しましょう。
4.通勤費用の水増し
 一番多いのが、電車通勤を申請しておきながら、定期券を買わずに自転車で通勤する人です。これも立派な横領です。
5.家族と一緒に出張
 久々の遠方(都会)出張だからといって、観光をかねて家族と一緒に移動する人がいます。出張は業務であって旅行ではありません。
6.出張の前日入り、後日帰り
 例えば月曜日の出張移動日なのに、日曜日に移動して現地で遊ぶ人、またその逆で金曜日が帰宅日なのに土日まで現地に残って遊んで帰る人。前述と一緒で出張は業務であり、旅行ではありません。どうしてもそうしたいなら、人事労務部と事前に相談した方が良いかもしれません。片道は自腹とかで許可してくれるかもしれません。
7.業務資料の持ち帰り
 業務資料の持ち帰りは原則認められていません。メールで業務資料を自宅PCに送ったりすると、情報システム部の検知にひっかかって問い合わせの電話がかかってくるかもしれません。どうしても持ち帰る必要があるばあいは上司と相談しましょう。
8.上司の目を盗んでサービス残業
 特に業務量が多いにも関わらず残業はするなとうるさい上司の部署で起こりやすいです。担当は業務に追われているため、こっそり休日に出勤して勤務表をつけずに帰宅することがあります。もし、その日の通勤時に起きた交通事故や、勤務中に起きた災害などは誰も保証してくれません。残業が必要な場合、特に休日出勤が必要な場合は事前に上司に申し出ましょう。そのうえでサービス残業を上司が強要すれば、すべて上司の責任です。
 ホテル代や交通費の精算がすべて領収書精算であれば、出張時の水増し精算は起こりにくいと思いますが、大手企業の場合は無駄な手間をはぶくため、電車賃などは自己申告制にしたり、ホテル代は規定額の手当て支給にしている場合が多いです。それをいいことにやりたい放題やってると、後でしっぺ返しがきます。人事労務もあほじゃないないので(笑)
以前の記事にも書きましたが、コンプライアンス違反をすれば、最悪解雇になる場合がありますので注意してください。
私は特に、数百円のために特急(新幹線)の自由席で移動しておきながら、指定席料金で精算している人ってまじで器が小さいなと思います。
しょーーーーもない人間にならないようにしましょう!