電力会社を定年退職する人へ。持ち株は持ち続けて配当金生活。
電力会社では福利厚生の一環として自社株買いを推奨しており、入社時に持ち株会に入会させられます。持ち株を推奨する理由として、自社株比率を上げて他の株主の影響力を下げることと、社員の老後の資産形成です。
私は2000年半ばでの入社で、一番株価が高いときでした。そのころから毎月5000円~10,000円で自社株積み立てをしていたので、現在は含み損がマイナス30万円くらいになっています。
私の場合はまだあと30年くらいの会社人生があるから問題ないのですが、最悪なのはこの暴落した期間に退職していく人たちです。退職に伴って持ち株会を脱退し、株式は指定の証券口座に振り込まれます。株式をそのまま売却してしまえば、含み損をそのまま確定させてしまいますが、保有しておくことで毎年配当金を得ることができます。電力会社の配当金は東京電力を除いて配当利率が3%~5%あるので、株式に働いてもらってお金を得る方法が得策だと思います。配当金がgooleで検索すればすぐ表示されるので興味のある方は検索してみてください。
独身で相続する人もいないのであれば現金化して老後を楽しむのも1つかもしれませんし、今後倒産の危機になれば速やかに現金化する必要があります。ただ、今後も同じ経営状態が続くと予想でき、相続する子供がいるのであれば株を所有し続けて、死後に相続するも1つの手段だと思います。
私は、株価暴落後、一時期持ち株の購入を1000円/月に減額して様子を見ていましたが、老後に配当金生活もありだなと思い、また各安の今がチャンスだと思って5000円/月に引き上げて株式を増やしていっています。退職までには平均買い付け単価を1000円前後にしたいですね。
会社によるかもしれませんが、持ち株会は原則1株単位で購入でき、配当金は再投資されるので、ドルコスト平均法で購入できるため、リスクを抑えることができます。なので、株価暴落後に入社した社員は逆にチャンスで、今の積立額を変えないまま積み立てをされた方が、福利効果で資産が上がっていくのではないかと思います。
ただし、自社の未来を感じられないのであれば、持株会ではなく、世界や米国株式に投資するも1つの手段かもしれません。
投資判断は自己責任で。