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電力業界社員が不定期に情報発信

電力自由化と日本の経済を牛耳るNARS

 今週の寒波で電力供給がひっ迫し、電力の市場価格が約90円/kwhと暴騰しているらしいです。
 20円/kwh~30円/kwhでユーザーに販売しているが、発電所を持たない新電力会社は市場から電力を購入しているため、市場価格が暴騰すると仕入れ値>販売価格となるため、大赤字になります。
 https://power-hikaku.info/column/bankrupt.php こちらのサイトによると、電力自由化以降、6つの新電力会社が倒産し、既存の4割の会社が赤字らしい。
愛媛で一時話題となった電力地産地消の坊ちゃん電力も経営難から埼玉の会社に吸収されたとのことです。
 最近、新電力でよく耳にするのが、楽天でんきやauでんきといった、通信系の会社ですね。
 こういうタイプは本業は携帯電話であり、格安電気で顧客を増やし、携帯通信料で稼ぐというビジネスモデルなので、強いと思います。今後は、どんどん弱小新電力会社は淘汰されて、既存電力系、通信系、石油・ガス系の3大業界が電力会社として生き残り、成長していくのではないかと想像しています。
 ちなみに、アメリカでは世界経済を牛耳るGAFAMが有名ですが、NTT、au楽天ソフトバンクが日本経済を牛耳っているといっても過言ではないと思っています。そして、頭文字をとってNARS(ナース)と呼ぶことにしたいと思います(爆炎)
 私も楽天経済圏に下半身つかっているので、電気も楽天でんきに変えたいところですが、オール電化住宅では既存電力会社の電化プランが圧倒的に安いいため、乗り換えることは今後ないでしょう。